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Channel: 初台1丁目の住環境を守る会 @kunipica
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内階段がなく、西向きバルコニーに見下ろされる

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初台一丁目計画のマンションには、外階段だけで内階段は無い。

そうなると、二方向避難を確保するため、「もう一つの避難経路」としてバルコニーを設置しなければならないようだ。

バルコニー?
ベランダは屋根があるもので、バルコニーは屋根が無くて張り出しているものの事を言うと思っていたのだが、設計者のフォルム建築計画研究所の人がバルコニーと図面に書いているのでそう呼ぶ事にする。



二方向避難のために設置されたバルコニーは、緊急時に下の階へ避難できるように、隣室との境界壁が容易に蹴破れるようになっていたり、床に避難ハッチがついていたりする。

バルコニーに物が置いてあったら、肝心の緊急時に避難経路としての役割を果たさない可能性がある。106戸もあったら、避難経路である事を理解せずにバルコニーに物を置く人が出るのではないか?

近隣住民が「バルコニーに物を置いてしまう入居者もいるのではないか」と質問した時、設計者は「定期的に消防検査があって、その時にチェックするので大丈夫です」と答えていた。

消防検査の時に入居者が不在だったらどうなるのだろうか?
次に開かれた説明会の時に再度質問してみた。
すると、設計者は「自動火災報知器ですが、最近はインターホンのところで点検が可能になっています」と回答した。

消防検査の時にバルコニーもチェックするのではなかったのか?

また、避難ハッチは各階何個ついているのか質問したところ、設計者は「西側1ヶ所、南側1ヶ所です」と答えていたのに、説明会の議事録には「西側2ヶ所、南側1ヶ所です(図面で説明)」と書かれていた。

こっちに1カ所、南側に1カ所と言っていたのだが・・・

結局、入居者のバルコニーの使い方は基本的にはチェックしないが、消防検査で避難ハッチの確認をした時にたまたまそこに物が置いてあったら、消防署の人が注意するでしょうという事なのだろう。

近隣住民は、建物が高層なのに内階段がないので、バルコニーが緊急時にきちんと避難経路としての役割を果たすのかどうかを心配しているのに、積水ハウスは近隣住民の要望を受けて?1階から6階までをRC造の腰壁に変更してしまうというのだ。そうなったら、バルコニーに物が置いてあるのかどうか外部から確認しづらくなり、近隣住民の不安がますます大きくなってしまうのに・・・


初台1丁目計画のマンションのバルコニーと向かい合う事になる部屋の窓からこのような写真が撮れている

ということは、逆に今後はバルコニーからこの部屋がこのように見下ろされてしまうという事なのだが、どうしてRCの腰壁にすると、そのプライバシーの侵害を感じてしまう不快感を解消できるのかkunipicaには全くわからないのだ・・・


近隣の中高層マンションのバルコニーは第一種住居地域の住宅の窓と同じように、東側や南側に作られているせいか、見下ろされているという不快感はほとんど感じていない。入居者にとっても、東側や南側にあった方が、西側にあるより快適だと思うのだが・・・



また、北西側にある遊歩道には最近鳩がとても多い。この遊歩道に向けてバルコニーをずら〜〜っと並べる中高層マンションも近隣ではこの初台1丁目計画が初めてだ。それだけに不安を感じているが、積水ハウスは実際に鳩が来てからでなければ対処してくれないらしい。

近隣住民は、このようなバルコニーがある建物を受け入れる事はとても出来ない。

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